大和市・若葉クリニック・内科・生活習慣病・大和警察署前

＜2024年1月14日＞
新型コロナ禍の第10波が拡大中です。第9波以降はインフルエンザやアデノウイルスなど複数の病原体が同時に拡散するマルチデミック状態となっており、一段と強い警戒が必要です。今回の波はBA.2.85(Pirola)系統が主流となっており、現在はその子孫であるJN.1が最も多くの割合を占めています。JN.1は免疫回避性が極めて高く、過去の感染免疫は十分に機能しません。重症化しやすい可能性が指摘されており、神奈川県でも入院が増加中です。

＜2023年11月30日＞
現在使用されているXBB.1.5ワクチンの抗体価に関する研究成果が、東大医科研システムウイルス学分野・佐藤佳教授の研究室から発表されました。旧2価ワクチンでは効果の減弱が指摘されていたEG.5やBA.2.86に対する抗体価も総じて獲得することが出来るとの結果でした。ただし、反応の悪いケースもあるため、今後はブースター接種の検討が必要となるかもしれません。
この研究には当院も参加しております。
https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(23)00784-3/fulltext

＜2023年10月１日＞
新型コロナワクチン（XBB.1.5対応）の予約を行っております。冬には第10波が襲ってくることは確実と思われ、その際はXBBから変異した株に加え、BA.2.86からの変異株が主流になると予想されます。外出時のマスク着用は確実に継続し、ワクチンも接種しておく必要があります。

＜2023年7月23日＞
新型コロナの感染が過去最大規模で拡大中です。5類移行後は死者数のカウントさえ行われず、実態が国民に伝わらないまま事態が悪化しているのが現状です。
1日あたりの感染者数はリンクにあるモデルナ社の推計が参考になりますが、あくまでも受診した人の結果である点に注意が必要です。第8波以降は受診率・検査率が非常に低下しており、実際の感染者数はグラフの何倍にもなると考えられます。
https://moderna-epi-report.jp/

＜2023年5月19日＞
全国でインフルエンザのクラスターが発生しています。感染対策を緩めた結果、新型コロナとインフルエンザによるツインデミックの状態になった可能性が否定できません。COVID-19は免疫機能を低下させるとの報告が相次いでおり、既に感染した人は特に注意する必要があります。

＜2023年5月8日＞
COVID-19の5類への分類が強行されました。しかし、ウイルスの性質が変化したわけでも、COVID-19の病態が変化したわけでもありません。δ株より病原性が低下したのは肺病変についてのみであり、後遺症（Long COVID）の頻度は低下していません。インフルエンザとは根本的に異なる感染症と考えるべきです。
当院では発熱や咳など上気道炎症状のある場合は引き続き発熱外来での対応となります。マスク着用は必須とさせていただきます。

＜2023年4月1日＞
一般名処方についてのご案内とマイナンバーカード対応についてのご案内は、リンクをご覧下さい。

＜2022年08月03日＞
ブースタ接種後では、新型コロナウイルスに感染しても軽症で済む場合が多くなります、ご自身が感染源になることを防ぐために、少しでも「風邪」症状がある方は受診前に必ずご相談ください。

＜2022年7月15日＞
発熱外来は、従来どおり原則として11:30から行っております。一般外来での感染拡大を防ぐため、時間分離での実施です（完全予約制）。

＜2022年07月01日＞
新型コロナウイルスの感染拡大が続いております。BA.5はより小さな飛沫で感染が成立するため（エアロゾル感染）、３密回避とともに換気にも気を配りましょう。オミクロン株は決して弱毒化していません。第６波で過去最大の死者が発生したことをふまえ、徹底した対策が必要です。